爛漫の嵐を抱け


    作詞/田久保真見 作曲/佐藤英敏 編曲/五島 翔
    歌/中原 茂(藤原幸鷹)、井上和(翡翠)




   
   【幸鷹】紺碧の海 木の葉の孤船(ふね)は
       白銀(ぎん)の飛沫で 海嘯(かいしょう)に乗る
       怒涛の龍を 操りながら 不適に微笑う


   【翡翠】群青の空 迅雷はじけ
       黄金(きん)の飛沫が 氷壁を打つ
       冬稲妻は 虎の爪痕 君は見据える


   【幸鷹】嵐さえも揶揄(からか)い 詠うように舵取る
       追い詰めても ひらりかわす
       まるで 潮風(かぜ)の化身


   
   【幸鷹】さあ 道なき道を行こう
       鬩ぎ合う魂が 緋色(あか)い火花を散らす
       熱視線(しせん)の戦い


   【2人】氷塵の中に立て 涛声の歌を聴け
       金白銀(きんぎん)の 涛の華 爛漫の嵐




   【翡翠】るぎ無き空 滅紫(めっし)色の空
       渦こうとも 染まらぬ青さ
       真摯な瞳 虹の終わりを 君は探せる


   【幸鷹】優美(しなやか)な海 暴風雨嵐(あめかぜあらし)
       全て受け止め 飲み込む蒼さ
       時の満ち引き 大海原を 漂流(さすら)う強さ


   【翡翠】虎落笛を愉しみ 氷柱を酒に落とし
       失くすことが 恐いのかと
       ふいに 凍風(かぜ)に問う



   【翡翠】さあ 道なき道を行こう
       磨き合う魂が 光冠を放つだろう
       運命の涯てに


   【2人】炎炎と夢を見ろ 瑠璃色の雲が飛ぶ
       金白銀の 涛の華 爛漫の嵐



   【2人】…ああ 空と海とがぶつかる水平線の向こう
        あの女(ひと)は太陽となって昇るだろう…


       炎炎と夢を見ろ 瑠璃色の雲が飛ぶ
       金白銀の 涛の華 爛漫の嵐
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